バイリンガルの表出言語と理解言語

 

言語には、表出言語と理解言語があることをご存知ですか?

表出言語とは、言語の使用、

理解言語は言語の理解を指します。

まだ研究段階ですが、バイリンガルは表出言語が弱いことが多いかと思います。

正しく言語を理解しているのにもかかわらず、

言葉を使う能力が基準に満たすことができず、

自治体の言語発達診断テスト等で指摘されるケースがあります。

このケースはハワイやロサンゼルス在住のバイリンガルや、

日本でバイリンガル育児を行っている家庭、

インタープリスクールに通学している子供に比較的多く見られます。

しかしながら、この場合、自治体の言語発達診断テストは、

モノリンガル(ひとつの言語しか使わない)の基準でおこなっているため、

診断結果やアドバイスを受け入れる際、注意が必要です。

また、指摘を受けた場合でも、

表出言語と理解言語のどちらが弱いのかなど、

詳しく分析をしてもらうことも必要かと思います。

関連記事

  1. バイリンガルの子供の言語発達研究

  2. バイリンガルの子供はどのように言葉を覚えるか?

  3. バランスのとれたバイリンガルになるために

  4. なぜ言葉がでないのか?

  5. 乳幼児期の言語発達と環境

  6. オハナエデュケーションが大切にしていること

  7. バイリンガルと名詞の発達

  8. バイリンガルは究極の脳トレである

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。