まず、英検2級のライティングの項目では、
質問内容を理解し、短い間で文章構成し、
採点者が納得できる内容にしあげなくてはいけません。日本の小学校の国語の授業は、
膨大な量の漢字を学ぶことに重点がおかれ、
作文に費やす時間は非常に少ないかと思います。
6月28日の英検を目指して
小学生の英検2級対策を行っています。
小学生だとリーディング、文法などの範囲で
難しく感じるのですが、
特にライティングは苦戦しています。
というのも、ライティングは、
英語力の要素以外のものが求められ、
その要求されるレベルも高いからです。
更に、英検2級に出される出題は、
社会問題、環境問題、教育の問題など、
母国語の日本語でもまだ習っていない範囲です。
それらに触れる機会が少ないことからくる
設問に対しての知識量の少なさだけでなく、
問題への思考の深さを求められ、
設問の内容自体が難しいことが
一層、小学生のライティングのハードルを
高くしています。
たとえば、例をあげてみます。
下の例をみてみましょう。
Some people say that advertisements have a positive
influence on the society. What do you think about
this?
広告が社会における影響を考えるという設問は、
いきなり小学生には難しく、下のような思考プロセスを踏むことにより、少し楽になるかと思います。
一つ目は、広告が何であり、どんな役割を果たしているかを理解すること。
二つ目は、広告が社会に影響を与えることを理解し、
身近かな具体例を考えること。
最後に、広告が社会によい影響を与えるか。
悪い影響を与えるか考え、意見をいえること。
小学生の場合、この3点を確認して
問題文への理解を深めてから
問題にとりかかりましょう。