子供と大人、どっちが英語学習に有利か?

引き続き、今回の大学院で使用する
Second Language Acquisitionを
読んでいます。

興味深いのが、Ageの章にある
Are children or adults better than L2 learners?と
いう問いです。

1970年代には、大人の方が子供よりも第2言語習得は
アドバンテージがあると考えられてきました。
また、著名な言語学者クラッシェンは
大人は言語習得の初期においては子供より
優越があるが、若い年代は長期的視点でみたとき
優越があると述べています。

その後、別の研究者が5年の研究結果をもとに、
若い年代のほうが大人よりも明らかに優越があると
述べるなど、学者の中でも議論がわれています。

そもそも言語習得における優越を決めるものとは
何でしょうか。

習得スピード?
技術面?

技術とは何をもってきめるか?

大人は、子供より認知が発達しているので
文法をパターンするのが得意です。

認知は言語発達に影響を与えるであろうが、
もし認知を抜かして純粋な言語習得とみた場合、
子供と大人ではどちらが言語習得に強いのか。
ただ、認知を抜かした言語習得というものは
存在するのか?

今回の大学院の講義のプレゼンターは私なので、
みんなで議論したいと思います。

関連記事

  1. 私が大学院で学ぶ意味

  2. 英語の音読は効果があるか?

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。